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2021年7月13日
最終更新日 2021年7月20日
目次
2021年7月6日(火)、SpolinkJAPAN様主催【Spolink & encounterセミナー】に弊社石川、重松が登壇しました。当日セミナー参加者は200名以上!『日本のスポーツ体制をより良くする』ことへの関心の高まりを感じました。
パフォーマンスとストレスの関係とは?【無料オンラインイベント】
【Spolink様セミナーレポートはこちら】 |
メンタルケアと聞くと実際にメンタル不調を抱えた方を対象とした医療サービスを想像しがち。当然医療サービスもメンタルケアの一つですが、不調に至らないための予防、また精神的な健康増進も一次予防と呼ばれるメンタルケアの一つなのです。メンタルのセルフケアとは、『自分自身を元気づけたり助けたり、癒したりする方法』と言えるかもしれません。
今回は、アスリートにおける健康増進、つまりはパフォーマンス向上を目的としたメンタルケアについて研修を実施、セルフケアの方法として自律訓練法(ホットレ)をご紹介、実際に体験いただきました。
【参考】【ホットレ】自律訓練法ベースのリラクゼーションプログラム
【講師】
中嶋 綾瀬メンタルクリニック(公認心理師・臨床心理士)
石川 株式会社サポートメンタルヘルス(公認心理師・臨床心理士)
重松 株式会社サポートメンタルヘルス(公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士)
【参考】サポメン所属カウンセラー紹介
【セミナー概要】
「パフォーマンス向上のためのメンタルケア/自律訓練法体験レッスン付き」
【日時】2021年7月6日(火)21:00~22:30
【費用】無料
【会場】Zoom
(1)メンタルケアとしてのストレスマネジメントとは
ストレスをコントロールすることは、スポーツにおけるパフォーマンス向上のみならず、ビジネスにおけるパフォーマンス向上、延いては日々の生活においても大切なことです。『ストレスの仕組み』、『自分にとって何がストレスになるのか』を知り、自分に合った適切な対処方法を取り入れることを『ストレスマネジメント』と呼びます。メンタルのセルフケア方法として効果が見込める手法の一つです。
今回は、『ネガティブな出来事だけではなくポジティブな出来事もストレスになり得ること』、『リラックス状態とストレス状態は対の関係であり、丁度良いバランスを維持することがベストパフォーマンスにつながること』をパフォーマンス曲線(ヤーキーズドットソンの法則)をもとに解説しました。
(2)「自分の持っていないストレス解消法を一つ以上は見つけて持って帰ろう!」
ストレスの対処方法は人それぞれ。『Aさんには効果的な解消法がBさんにはいまいちはまらない』よくあることです。自分に合う合わないは試してみるとして、まずはできる限り多くのストレス解消法を知っておくことが有益です。
そこで参加いただいた方それぞれに、ご自身にカスタマイズされたストレス解消法を思い浮かべていただきチャットで共有をしてみました。ストレス解消方法をシェアリングすることで、個人に埋もれた素晴らしい実践を掘り起こすことにつながったのではと感じています。
こちらのセクションでは、カウンセリングを一次予防(健康増進)として使ってみてはいかがでしょうか?という提案を差し上げました。カウンセリングに対して『病気になった人が行くところ』『病気が再発しないように話に行くところ』そんなイメージを持っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
現状日本においては、上記のようないわゆる二次予防・三次予防的な利用方法が主流ではありますが、健康増進としてのカウンセリングを利用してみてもいいのではないかと思います。一次予防としてのカウンセリングは、心に関する知識を知ったり、自分のストレスの状態に気付いたり、そんなふうに使えます。
(3)セルフケアとしての自律訓練法(ホットレ)体験
歴史あるリラクゼーションメソッドである自律訓練法をベースに開発した『ホットレ』を体験していただきました。『自律訓練法』とは、生体をリラックス状態に切り替える副交感神経を高める方法の一つで、快適な日常生活を支えるためのツールとして、広く知られた心理療法です。
セミナー参加者感想
アンケートの一部をご紹介します。
メンタルヘルスに関して、興味・関心のあることがあれば、ご自由にお書きください
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ご意見・ご感想
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セミナーに参加いただいた方々はじめスポーツ領域からのメンタルヘルスサービスへの高いニーズを感じました。アスリートのパフォーマンス向上に活かすためのメンタルケアは当然のこと、指導者として選手のメンタルをいかにケアしていくかについて関心をお持ちの方も多かった印象があります。
ニーズを表明してくださっている領域へと一歩踏み出し、新しいサービスの在り方を展開させる時期に来ているのかもしれません。伝統は踏襲しつつ、時流に合わせた柔軟なサービス展開を目指していきたいと感じました。
余談になりますが、精神科や心療内科といった医療機関受診への心理的なハードルは依然高いのだと再認しました。より多くの方がアクセスしやすいサービス開発、サービス提供を通じ、必要な方に必要なサービスが届く世界を創造していきます。
記:石川(公認心理師・臨床心理士) |